ふみ函

ブーゲンビリア・アーチ

普段通らない道を歩いてみたら、
頭上に綺麗なブーゲンビリアが。
色鮮やかな南国の花。


ブーゲンビリア・アーチ


道幅の狭い通りに、
ひとりでアーチを創ろうとしているかのよう。


ブーゲンビリア


この冴えた紅紫の部分は花ではなく、
花を取り巻く包葉だとか。

和名は筏葛(いかだかずら)、
または九重葛(ここのえかずら)。

空はまだまだ曇天ながら、
盛夏を思わせる色ですね。



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黄蕊、紅蕊、夏の花

折々立ち寄る目白のギャラリーゆうどの庭も、
すっかり夏景色になりました。


ゆうど夏庭2017


玄関近くで迎えてくれるびようやなぎ(美央柳)の花は、
綺麗に冴えた黄色。
長い黄色の蕊が、夢見がちな睫毛(まつげ)のようで、
風情がありますね。


びようやなぎ


こちらは、今年初めて存在に気付いた花。
白い肉厚の花びらと、紅色に広がる蕊。
いかにも南国風な姿だな、
と思って調べてみたら、
南米原産の「フェイジョア(feijoa)」という常緑樹。
華やかでエキゾチックな鳥のよう。


フェイジョアの花


果実はパイナップルとバナナを合わせたような味、
だそうです。
ちゃんと実ってゆくのかな。
楽しみに見守りたいと思います。


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『空気人形』ロケ地付近再訪

滔々と流れる隅田川に面して、
佃公園の対岸に位置するのは、
中央区湊(みなと)。

以前、是枝監督作品『空気人形』に心惹かれ、
何回か訪れた場所。
あの映画の重要な舞台です。
その時のロケ地めぐり記事はこちら

その後、訪れる機会もないまま、
気付けばあれからもう8年近く。
せっかく近くまで来たのだから、と
佃大橋から湊へと足を延ばしてみたところ、
やはり歳月は眺めを変えていました。


湊の公園2017


すっきりと整備され、
スロープがつけられて小高くなった湊公園。
古びた塀も隠れて目に入りませんね。


湊公園ベンチ


2009年当時のここは、
何もない空地にベンチが並んでいただけ。
ベンチの位置は今と逆で、
隅田川側の塀に向いていました。


隅田川沿いの壁


そうですよね。8年も経ってるんですから。
当時、対岸の佃には、
すでに高層ビル群が出現していましたが、
湊はまだまだ古い時代の名残が濃い感じでした。
今や、こちら側にも高層ビルが。


湊の高層ビル


空気人形が屋上に佇んでいた
古びたビルも、今は幻。


岡ビル


ああ、でもここは健在でした。
映画には直接出てこないけれど、
以前ここらを歩いた時に、
良いなあと思った「日本不動産株式会社」の建物。
よくぞご無事で。


日本不動産株式会社


ここからも中央大橋が見えますね。


日本不動産と中央大橋


帰りがてら、
別エリアのロケ地のひとつ、
「千代田区神田猿楽町々會詰所」へも。


千代田区神田猿楽町々會詰所


こちらは結構しばしば近くを通りますが、
見るたびに、ほっと和みます。
”レトロな交番”という設定で、
撮影に使われているのを時折見かけるような。
これからも大事に使われますように。


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佃島(「『3月のライオン』を歩く②)

中央大橋を渡ると、隅田川に沿った佃公園。
今は「佃」の地名でまとまっていますが、
こちら側は江戸時代、石川島と呼ばれ、
人足寄せ場(矯正施設)があったところ。

その昔、人足たちの手で石川島灯台が建てられ、
今は、それを模したモニュメントが公園内に。


石川島灯台モニュメント


公園から見下ろす隅田川は穏やか。
向こうに見えるのは、佃大橋と、
ブリッジで2棟が繋がっている聖路加ガーデン。


佃公園からの隅田川


旧・石川島方面から、
住吉小橋を渡ってゆくと、本来の佃島エリア。

原作の扉絵の中で、
零、ひなちゃん、モモちゃんがここらに佇み、
住吉水門を見上げているところがありました。


住吉小橋から住吉水門を見る


橋に連なる坂道をゆるやかに下り、
左手に目をやると、住吉神社。
海上安全、渡航安全の守護神。

境内の鳥居にかかる陶製の額は、
明治15年に寄進されたもの。
題字は有栖川宮幟仁親王の筆とのこと。


佃島住吉神社


拝殿わきの煉瓦造り、
旧神輿蔵も風情がありますね。


住吉神社旧神輿蔵


裏の方は堀に面していて、
いかにも水上の神様という感じ。


住吉神社裏


拝殿右手側から境内を出て、
ちょっと歩くとつり船屋さん。


つり舟折本


そして行く手に見える佃小橋。
川本家へと向かう道筋。


佃小橋


佃小橋の向こうに見える
大栄マンションと「日の出湯」の煙突。
この景色も背景によく見かけましたが、
原作では「月の湯」になってましたね。


佃小橋と日の出湯煙突


橋の上から見る堀、船溜り。
零や川本家の三姉妹は、
しょっちゅうここを通っています。
真っ赤な欄干と擬宝珠が可愛らしいこと。


佃小橋の上から


住吉水門近くの、
小さな桟橋。


住吉水門近く桟橋


佃大橋近くの隅田川テラス。
零たちもこのあたりを歩いたのでしょう。


隅田川テラス


ところで住吉小橋から続く坂道から、
住吉神社に向かう石段近くには、
神社に誘うような大きな鳥居があって、
作品の中でも出て来ますが、
映画とは色が違っていて、ちょっと吃驚。

柱を見ると、28年2月に新しく建立されたようなので、
ロケはその前だったのでしょうね。


住吉小橋への石段と赤鳥居





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霊岸島の橋(『3月のライオン』を歩く①)

『3月のライオン』が実写映画化されたのを機に、
作品の舞台となった川沿いの地へ。

主人公の桐山零(れい)が住んでいるのは、
隅田川、亀島川、日本橋川に囲まれた、
旧・霊岸島(現・中央区新川)。

あちこちに水門や船だまりのある、
水辺の街。


亀島川水門


映画の中で、零は亀島川水門の見える
南高橋(みなみたかばし)を渡り、


南高橋


今は埋め立てられてしまった八丁堀(桜川)に、
以前架かっていた稲荷橋の跡を通り、


桜川稲荷橋跡


JR八丁堀駅への階段を下りて、
将棋会館のある千駄ヶ谷へと向かっていました。


JR八丁堀駅


でも原作漫画で零がしょっちゅう渡っていたのは、
南高橋から一つ北側の高橋(たかばし)。
(「たかはし」ではなく、「たかばし」と濁点付き)

江戸時代には、
湊からの船が頻繁に出入りする場所だったので、
大型船の航行を妨げないよう、
橋を 「高く」 架けたことが名の由来とか。
欄干デザインは波のイメージ。


高橋から南高橋を見る


原作の零は、八丁堀駅に降りるのではなく、
そのまま亀島川沿いに北上して、
八重洲通りから東京駅に向かっていたようですね。


中央大橋への階段


霊岸島と佃島を結ぶ、印象的な中央大橋。
橋へ上るためのこの階段も、
原作の扉絵に描かれていました。

この狭い路を右手に折れて、
下に下ると隅田川テラス。


隅田川テラスと水位観測所跡


この近未来的オブジェのようなものは、
「霊岸島水位観測所」。
3角形のフレームは、土木や建築の設計図などに
高さを表す記号として用いられる▽のイメージ。
観測室は、斜方十二面体という形。
見る位置によって、正方形、正六角形、八角形、
と変化して見えるのだとか。


霊岸島水位観測所シンボルタワー


テラスから見る中央大橋。
何本もの鋼線がぴんと張られた雄姿は、
帆船のようにゆるぎない美しさ。


隅田川テラスから見る中央大橋


広い広い、風通しの良い橋。
この上を歩いていると、
このぴんと張られた鋼線に、
頭上を守られているような頼もしさと、
祝福の晴れがましさを感じます。

すっくと立つ橋柱は、
巨大な琴柱のよう。


中央大橋上


橋を渡って、対岸の佃島へ。


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