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ふみ函

骨董市と昭和のくらしまわり展

東京ビックサイトで半年ごとに開かれる
骨董ジャンボリー

毎回、会場入り口付近で
テーマを絞った小物展示があるのですが、
今回は「子供茶碗と昭和のくらしまわり」展。


骨董市


子ども茶碗ってみんな可愛らしいですねぇ。
描かれるものは時代を映しますけど。


骨董市2


このあたりは主に男の子の下駄。
デザインは自由で楽しいものばかり。
子どもへの愛を感じます。

下の段のアルミのお弁当箱、
なつかしい!
軽くてちょうど良い大きさなんですよね。


骨董市3


今回の展示の目玉となっているのは、
かつて一世を風靡した「だっこちゃん」人形のモチーフ。
1960年(昭和35年)に発売されたビニール人形です。


骨董市11


バッグの模様にも。


骨董市10


着物の柄にまで。


骨董市1


帯留めはベティさんですね。
お茶目で可愛い組み合わせ。


骨董市12


お洒落な母子(?)の後姿。
男の子の背負ったランドセルの背には
野球少年の雄姿が。


骨董市4


女の子のランドセルには
愛らしいこけし人形。


骨董市5


やや、柳行李のような感じの
ランドセルもあったんですね。

鼈甲のように見える
セルロイドの水筒もかっこいい!


骨董市6



羽子板遊びは女の子が主体だから、
可愛い女の子やお姫様の絵が多かった気がしますが、
鉄腕アトムや野球少年が描かれたものも
あったんですねぇ。


骨董市7


クレヨンの箱は色とりどり。
ここにもアトムが!
鉄腕アトム大人気。


骨董市8


この絵具は、チューブ型以前のものですね。
まるで岩絵具のよう。
粉末状のものを溶いて使ったのでしょうか。


骨董市9


この男児着物の柄は、
日露戦争の戦勝記念でしょうか。
軍服と提灯行列。

暮らしの中の道具も衣服も、
時代を色濃く映すものだなあ、と
しみじみ思いました。


骨董市13




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迦陵頻(かりょうびん)と胡蝶(こちょう)

東京国際フォーラムロビーで行われている
「即位・儀式の美/平安王朝文化絵巻」展へ。

こういう古式ゆかしい衣装やお道具が
目の当たりに観られるのはありがたいです。
昨年も夢中になって写真を撮りましたっけ。


平安王朝文化絵巻


源氏物語の再現や、儀式の際の正装など、
昨年と同様のものも多く目にしましたが、
今回新しく目に留まったのは、
二つの舞楽の衣装。

ともに童(わらわ)舞で、
4人の童子が舞うもの


ひとつは「迦陵頻(かりょうびん)」

迦陵頻


天竺(インド)の祇園精舎の供養の日に飛んできた
迦陵頻伽の姿をうつしたものとされています。
「迦陵頻伽(かりょうびんが)」とは、極楽浄土に住み、
頭が人間、体が鳥の姿をした生き物で、
美しい声で歌をうたうのだとか。

そのため舞手は鳥の羽を背に負い、
手には銅拍子という打楽器を持ち、
これを打ってその鳴き声を表現するとのこと。

唐楽(中国から伝来した音楽)に分類され、
装束は赤(唐楽の色)。


もう一つは「胡蝶(こちょう)」。
「迦陵頻」とは番舞(つがい)。


胡蝶


高麗(こま)楽(朝鮮半島から伝わった音楽)
に分類されているものの、
実際は日本でつくられた曲とか。

装束は緑(高麗楽の色)。
赤の衣装の迦陵頻と、
綺麗な対になっていますね。

平安時代の延喜6年(906年)8月、
宇多法皇の童相撲(すまい)御覧の際に、
藤原忠房が音楽を、
敦実(あつざね)親王が舞を作ったとされているとか。

舞手は蝶の羽を負い、
手には山吹を持って舞います。

二つながらなんと愛らしいこと。
いつか実際に舞うところを見てみたいものです。



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博物館に初もうで2019

年初めの恒例行事のひとつ、
東京国立博物館の「博物館に初もうで」


2019東博1


今年も本館前で和太鼓(湯島天神白梅太鼓)のイベントが。
雲一つない晴天のもと、
初春に相応しい清々しさ。


2019東博2


階段上の生け花は、
池坊・蔵重伸氏の手になるもの。


2019東博3


今年の干支は亥(いのしし)。
岸連山筆の「猪図」は、
まさに猪突猛進の野性味あふれる作品。


2019東博4


源頼朝が多くの御家人を集め、
富士の裾野で催した壮大な巻狩の図。

新田四郎忠常がこの辺りの主といわれる
大きな猪に飛び乗って、
これを仕留める様子も描かれています。


2019東博7


仏教の守護神・摩利支天(まりしてん)さまは、
猪に乗るとされています。
そういえば京都の建仁寺塔頭・禅居庵には
対になった「あ・うん」の狛亥が
祀られていましたね。


2019東博6


ヒンドゥー教のヴィシュヌ神は、さまざまに化身しますが、
その第3のアヴァターラ(化身)は、
猪の姿をしたヴァラーハ(Varāha)。


干支の動物についてさまざまな知識を得ながら、
ゆるりと見て回るのは、毎年楽しみ。


2019東博5


他の部屋も新春らしい作品が
並べられています。

東京・高林寺蔵の「紅白梅図屏風」は、
ぱあっと華やかで素敵。


2019東博8


鈴木其一筆の「猩々舞図 」。
鮮やかな猩々緋に
差し色の藍、緑、白が映えますね。


 2019東博9


小林永濯筆の「美人愛猫 」。


2019東博10


明治時代の作品ですが、
女性たちの風俗は
ゆったりとした元禄風でしょうか。

抱え上げられた子猫の顔は見せず、
女性の顔の微笑みで、
その愛らしさを感じさせる心憎さ。
心なごむ素敵な作品でした。


2019東博11




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小原古邨展@茅ヶ崎市美術館

日曜美術館「生き物のいのちを描く~知られざる絵師 小原古邨~」
で紹介された小原古邨(おはらこそん)の作品。

今まで知らなかった絵師の作品の美しさに心奪われ、
これは実物をみなくては、と翌日茅ヶ崎市美術館へ。

やはり日美の熱心な視聴者は多いらしく、
入口前には長い行列が出来ていました。


小原古邨展ポスター


それにしても繊細な花鳥画。
これが木版画とは思えないほどの細やかさ。
たおやかで奥深い色彩。
明治後期の作品とのことですが、
たった今生み出されたような瑞々しさです。


芥子に金糸雀


なかでも白眉は番組でも詳細に紹介された
「芥子に金糸雀」と
「蓮に雀」でしょう。

展示は前期・後期で全作品入れ替えとなり、
前者は前期のみ、後者は後期のみの展示なので、
二回足を運ぶことになりました。


蓮に雀


今回の展示は故・原三郎氏のコレクション。
北斎や広重のコレクターとして有名な方。
主に海外に輸出されていたため、
国内では知られていなかった古邨作品をも
これほど集めておられたのですね。

埋もれていたこれら作品群が偶然発見されたことで、
拝見できたことはありがたいなぁ。
感謝感謝。

この「雨中の公孫樹に鳩」も
上品な色彩ですが、
何だかロマンティックな感じですね。


雨中の公孫樹に鳩


展覧会副題の「花と鳥のエデン」という言葉通り、
花咲き鳥舞う楽園にうっとりと酔いしれました。

後期展示は11月4日まで。



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夢見る真珠

普段は足を踏み入れることもない銀座ミキモト。
友人の用事に付き合って、
たまたま開催されていた「感じるパール展」を拝見。

ネオンのような照明に縁どられたケースの中に、
うつくしい真珠アクセサリーが浮かび上がります。

ミラールームなので、
鏡がお互いを映しあって、
無限に増幅してゆく
宇宙のような、
深海のような、
終わりのない世界。


パール展3


端麗。
まるで畳んだ羽のようですね。


パール展1


真珠たちは
この静かな宇宙のなかで
うっとり夢見ているようでした。


パール展2



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