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ふみ函

さよなら九段下ビル

朝日新聞の記事(12月13日朝刊30面)で、九段下ビルの解体を知りました。


80年以上の歴史がある「九段下ビル」(千代田区神田神保町三丁目)の
部分解体工事が始まったのを機に、最後の住民である画家の呼びかけを受け、
ビルの一角で若手アーティストたちが26日まで作品を展示している。
名物建築として親しまれてきたビルの内部を見学する、事実上最後の機会でもある。

九段下ビルは、東京メトロ九段下駅近く、靖国通り沿いにある鉄筋コンクリート3階建ての建物。
関東大震災後の復興計画の一環として1927年に完成した。
建築当初は雑居ビルとしてにぎわったが、近年は老朽化が進み、店舗営業は二つの喫茶店だけに。
一方で、独特の外観が目をひいてテレビ番組で紹介され、写真家の撮影場所にも使われてきた。



私が上京して最初に勤めたのは神保町の洋書店。
九段下駅から俎板(まないた)橋を渡ってすぐのこの横長のビルは
東京生活の原点の場所にある、古くからのお馴染みさんです。

当時はまだ残っていた東洋キネマの建物や、
映画「夢見るように眠りたい」の探偵事務所のロケに使われた細長いビルなどが、
どんどん取り壊されていく中で、ここだけはまだ健在、とほっとしていたのに、
とうとうこの日が来てしまったんですね。

居ても立ってもいられず、記事で紹介されていた23日のトークショーに参加。
九段下ビルのこれまでの歴史などの紹介も意義深いものでしたが、
建物自体はまだまだしっかりしていて、今年の震災でもびくともしなかったのに、
地上げ屋に部分解体されてしまったというのが、なんとも無念。

このビル自体の堂々たる存在感と相俟って、
展示は皆雰囲気があって素敵でした。


屋上の作品


窓際の展示


机とキャンドル


砂の作品



ベランダの椅子


なんとも不思議な空間。


ベランダから窓


昭和ヒトケタの、大震災後の復興計画の建築物というのは、
アールデコのデザインに風情があって大好き。
壊してしまったら、もう二度とこんなものは出来ないのに。



たれ幕


"お別れ会として参加者が黒礼服でビルを後ろに集合写真を大判カメラで撮影”
というイベントにも参加。
集合写真は九段下アトリエブログにアップされました。
何かの映画のワンシーンみたいな気がします。


撮影者


撮影者はアーティスト桐生眞輔さん。
なんだかひと時代前のかたのよう。


撮影者


車道からも撮影。大丈夫かしら、とちょっとはらはら。


ドア

最後に展示会の企画者である最後の住民、
画家の大西信之さんのお部屋を見せていただきました。


大西さんの部屋


天井が高く、ゆったりした自由な空間。
愛すべきがらくたに囲まれた部屋。
いいなあ。
ここに住んで本当に幸せだったという大西さんの気持ちが分る気がします。


大西さんの作品パネル


大西さんの写真


30日のビルの形見分けの会にも行ってみたいです。



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クリスマス切手のツリー

切手の博物館のクリスマスの展示をのぞいて来ました。

入口近くに素敵なクリスマスツリー。
枝には様々な国のクリスマス切手をちょっと拡大したものが
たくさん吊り下げられています。


クリスマス切手飾り


聖母子切手

さすが切手の博物館。
ちいさいながら見事なクリスマス飾りでした。

スノーマンと切手




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植物のあかり展

いつも年末年始に開かれる川村忠晴さんの植物のあかり展「ヌーベル・ナチュラル」が、
今年も12月14日から始まりました。

あかり展DM


今回で14回目。
会場は渋谷区松濤のJMギャラリー
12:00~18:00(日曜は13:00~18:00) 月・祝休み。

仕事帰りの道筋なので、私は第一回目からずっと通して見ています。
今回の展示お知らせはまだギャラリーページにアップされていないようですが、
昨年のものはこちら

植物の葉っぱや実に仕込まれた豆電球が、葉脈や殻の模様を浮かび上がらせ、
本当にあたたかでうつくしい灯りたち。

すすきライト


今年はすすきのスタンドライトが林立していて、薄野に分け入ったよう。


千成ほおずき


千成ほおずきは、苞の分かれ目から放射状の光を放ちます。


がくあじさい


がくあじさいのほのかな紅の愛らしさ。


紅葉

見ているとほっと心がなごみます。

自然のデザインは素晴らしいですね。
そして、それを生かして新たな命を吹き込むひとも。

年内の展示は12月25日まで。
年明けは1月10日~1月29日まで。

お近くに行かれる方は、よろしければのぞいてみてください。
明日23日にリニューアルオープンする
東急文化村からもすぐの場所です。







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歌舞伎の浅草

先月から今月にかけて、何度か浅草へ。
今も江戸文化を色濃く残すこの地へくると、わくわくします。


中村座とスカイツリー


中村座酒樽


今回の中村座は隅田川のほとり、隅田公園の一角で、
待乳山聖天の道向かいというのも素敵ですね。
隅田川の向かい側には三囲(みめぐり)神社も近いし、
まさに歌舞伎の舞台にふさわしいロケーション。
桜姫がこの川べりをさまよった”三囲の場”を思い出します。


お練り提灯


中村勘太郎さんの勘九郎襲名記念のお練りも、
浅草雷門から浅草寺までの仲見世通りで行われました(11月27日)。


お練り2

中村座と連動してか、店の軒先や道の真ん中に白浪五人男の人形なども。
十一月の夜の部の演目にもありましたね。

見得を切る日本駄右衛門。
手のひらの大きさ比べをしてる女の子が微笑ましい。


日本駄衛門


軒のうえには弁天小僧菊之助。


弁天小僧


年の瀬の風物詩・羽子板市(12月16日~18日)にも、
歌舞伎の名場面がずらり。


羽子板市


あ、これは仁左衛門さん、これは団十郎さん、と
役者の面影がはっきり浮かぶ羽子板は、心ときめくもの。


お正月には恒例の浅草新春歌舞伎(浅草公会堂)も控えています。
やっぱりここは歌舞伎が似合う街ですね。


羽子板



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天王洲の電飾ツリー

天王洲アイルという地名は、
周りを水に囲まれた”島(アイルランド)”という意味だったんですね。

埋立地の近代的なビル街は滅多に行くこともないけれど、
先日用事のついでに品川からここまで、初めて歩いて往復してみました。

新東海橋

新東海橋。
このデザインは明らかに船のイメージ。
操舵やマストを思わせて、ちょっと良い感じ。


品川水門

帰りはすでに日暮れて、水門近くの水に映る灯。
近未来都市のような高層ビル群は幻のよう。


電飾ツリーカフェ


水辺のオープンカフェに並んだ電飾ツリー。


電飾ツリー3


ちょっと雪吊りの木のようでもありますが、
てっぺんのハート型が可愛らしいですね。


電飾ツリー


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