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ふみ函

温室の翡翠(ひすい)かずら

渋谷区立ふれあい植物センターへ。

植物センター


新聞記事で紹介されていて初めて知りました。
渋谷区にこんな温室があったとは。
渋谷駅と恵比寿駅のちょうど中間くらいの場所ですが、
南国の香りあふれる別世界。

温室


芭蕉の実


お目当てはこちら。
翡翠色の花が房状に咲く翡翠かずら。
本当にはっとするような綺麗な青みどり。

翡翠かずら


房状に垂れた姿は、ちょっと藤の花をも思わせます。
フィリピンの熱帯雨林に自生する貴重な植物とか。
ここでは3年前にようやく最初の花が開花したそうです。


翡翠かずら2


入口受付には落ちた花弁が置いてあって、
来館者は持ち帰り自由とのことなので、ありがたくいただきました。


翡翠かずら落花


花は落ちると色みが変わります。
やや青ざめた感じも、藤や葛の落花の色変わりに似ているような。
そんな移り変わりにも心惹かれます。



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龍に桜

散る桜も風情ですね。

神社の御手洗にもちらほらと。

御手洗花弁

水の傍にいらっしゃるのはたいてい龍神さま。

そう言えば今年は辰年でした。
4月ともなると干支のことも少々あいまいになってきます。

虎ノ門・金毘羅宮にて。


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増上寺の奉納舞「春庭花」

4月7日の土曜日、芝の増上寺にお参りしてきました。


増上寺の桜


境内の桜は満開で華やか!
ようやく春爛漫。
ここから見える東京タワーの足元にも花の雲がたなびいています。


タワー桜五色幕


今年はこの時期、法然上人八百年御忌大会(ぎょきたいえ)が行われていて、
毎日お昼12時半からは本堂前にしつらえられた舞台で奉納舞楽が。


この日の演目は『春庭花(しゅんていか)』


春庭花


楽を奏するのは綺麗な萌黄色の衣の僧侶たち。


楽僧


舞うのも若い僧だけれど、頭は冠で覆われているので一見そうとは分りません。


蛮絵装束


冠は後ろに垂れる纓(えい)を内巻きにして留めた巻纓冠(けんえいかんむり)。
前に桜の挿頭花(かざし)を付けたのがいかにも春らしくこの時期にぴったり。

両耳のあたりに、馬毛を束ねて扇形に開いた黒い老懸 (おいかけ)。
白い下襲(したがさね)の上の蛮絵袍(ばんえほう)は片肩袒(かたかたぬぎ)。
袍は赤みがかった茶系の檜皮(ひわだ)色。
獅子が向かい合う形で刺繍がしてあるのがエキゾチック。
もともとは衛府(えふ)の役人の服装であったとか。

赤大口(あかのおおくち)袴の上に白い表袴(うわのはかま)を穿き、
帯を締め、左腰に太刀、背中に笏(しゃく)、足には絲鞋(しかい)。
袖も袴も白の内側に鮮やかな赤がのぞいているのが鮮烈。


<蛮絵装束うしろ

舞は四人揃ってゆるやかに袖を振りつつ、小輪になったり大輪になったり。
花のつぼみとそれがぱっと咲く様子を表しているのだそうです。
長く引いた裾の動きも優美でうっとり。

桜のかざしが揺れ、境内に広がる花の雲と響き合う。
魅せられて、舞の間は写真を撮るどころではありませんでした。


散華


三解脱門から撒かれた散華を拾い、
徳川家霊廟でぼってりした椿の落花を眺め。



椿落花



せわしない日常を離れ、はるか悠久の時にたゆたう気分。



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