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ふみ函

逗子の神武寺(『薄桜記』ロケ地)

BSから地上波に降りて来た時代劇『薄桜記』

全編にわたって印象深い谷中七面社は緑山スタジオに作られたオープンセットだそうですが、
典b膳と千春の出逢いとなった石段は、逗子のお寺で撮影されたとのこと。
調べてみたところ、「神武寺」というお寺への参道だと分かり、
初回放映前に行って来ました。

 【 経路 】

横須賀線久里浜駅行きで東逗子駅へ。
改札はひとつ。
改札口を出て左手にある案内図に、
神武寺の大まかな位置も載っています。

改札を出た側ではなく、線路を渡って反対側のほうに進むと
すぐに「神武寺表参道」の表示。
傾斜のある車道をゆるゆるのぼってゆくと、
ほどなく右手先に大きな「天台宗 神武寺」の石柱が建っていて、
「神武寺 鷹取山 登山口」の表示板。

表示板のところから右に折れると、すぐに登山道。
道幅は細めながら、ちゃんと整えられていて歩きやすい山道。



参道2


あたりはひっそりとして昔のままの風景。
ここを江戸時代のひとが歩いていても何の違和感もありません。


やがて趣のある総門が見え、じきに鐘楼も姿を見せました。
それぞれ享保18年(1733年)と安政6年(1859年)に建てられたものとか。


鐘楼の下手、左側に見えるのは客殿。
その境の塀はわりに最近作られた感じの白壁で上には瓦。
武家屋敷の外塀を思わせます。



白壁の塀



その先で道が二股に分かれ、
右手の奥まった谷戸には赤い前垂れの六地蔵さま。



六地蔵


こちらかな、とお地蔵さまに向かってゆくと、左手奥に石段が。


神武寺石段


ああ、この石段です!
やや傾斜きつめの苔むしたような風情ある石段。

階段の上には古びた朱塗りの楼門(宝暦11[1761]年)がそびえ、
ふっくりと姿の良い燈籠が左右に。
今にも参詣を終えた二人があらわれそう。



楼門



石段の下、六地蔵の前のあたりは平らに開けていて何もありませんが、
ドラマの時はここに緋毛氈の床几などが置かれ、華やかに飾られていたのですね。


石段下


境内には神武寺の由来などを書いた説明板がありました。


『相模国三浦郡神武縁起』によると、
神武寺(じんむじ)は、724年(神亀元年)、
聖武天皇の命によって、行基が十一面観音・釈迦如来・薬師如来を
彫刻し祀ったことがはじまりだといわれている。
その後、857年(天安元年)、慈覚によって中興され
天台宗に改宗された。
『吾妻鏡』の記録によると、源頼朝も崇敬し、
北条政子の安産祈願に神馬が奉納されているという。
また、三代将軍源実朝は、1209年(承元3年)、
神武寺と岩殿寺を参詣したと記録されている。
1590年(天正15年)、豊臣秀吉の小田原攻めの際に
諸堂が焼失するが、1598年(慶長3年)に薬師堂が再建された。
その後、他の堂宇も再建され現在に至っている。



始まりが3ケタの年号とは、たいへんな古刹なのですね。
それにしてもロケハン担当者は、
どうやってこういう場所を見つけてくるものかと感嘆。


残念ながら境内にも石段の周りにも桜の樹はありません。
地図によれば参道の途中に”桜並木”と記されているけれど、
花の季節ではない今はよく分からないまま。
山桜でしょうか。



石畳



ともかく東逗子駅からは、登りが若干大変とはいえ、徒歩15分~20分。
また桜の季節に詣でたいものです。



参道の樹

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ふるさとの秋景色

母の法要で、数年ぶりに故郷の街へ。
新幹線を降り、在来線に乗り換えると、昔ながらの景色。


戸田駅ホーム


トンネルを抜けると車窓から見える海。
「海が見えた。海が見える」という、
林芙美子の『放浪記』冒頭を思い出します。


車窓からの海


富海駅ホーム


母を偲ぶ方たちが海を望む公園に植えてくださった記念樹の桜も、
少し大きくなっていました。
この春には花も綺麗だったそうです。


母の桜


数年前に建て替えられた菩提寺の本堂は、立派なもの。


善正寺本堂


法要も墓参も無事済んでほっとして、
帰る前に立ち寄ったのは毛利氏庭園付近。


毛利邸参道門


楓の紅葉はまだもう少し先。
今年は暑過ぎたのでしょう。


石橋と楓


立派な石橋の下あたり、
星のようなかたちに開いたクサギの紅い萼と瑠璃色の実。


クサギの実



落栗


連なって思い浮かぶのは。
墓参の山道にこぼれていた栗の実と、
山の畑に咲いていた白いジンジャーの花の芳香。


私はこういう景色の中で育ったのですね。
ふるさとは美しいところだとしみじみしました。


ジンジャーの花



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ボンネットバス

代々木公園からNHKのほうへ向かっていたら、
横断歩道を渡ってすぐのケヤキ並木に、
バスがずらりと並んでいてびっくり。

黄色いはとバスやら何やらあれこれ並ぶ中、
一番目をひいたのは、なつかしのボンネットバス。
車体には三重交通と記されていました。

ボンネットバス正面



バスフェスタ2012

日本バス協会(NBA)主催の「バスフェスタ2012 in Tokyo」
という催しの一環だとか。


ボンネットバス2


1970年代にはほとんど消えてしまった型ですが、
エンジン搭載で突き出たフロント部分が、
動物の鼻づらのようで親しみが湧きます。
やっぱり絵になりますね。


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