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ふみ函

群言堂の下駄

久々に群言堂上野桜木店へ。

東京芸大や都立上野高校の近く、護国院大黒天の道向い。
地下一階ながら自然光が入り込んで、
ゆったりとした佇まい。
どこか田舎に来たような気分になります。

本店の石見銀山店にも、
いつか行ってみたいものですが。


群言堂上野桜木店


小物を買ったら、お茶を出していただきました。
冷たく冷えたお茶とおしぼり。
お茶受けは淡いパステルカラーの和菓子。
眼にも楽しいおもてなし。


群言堂お茶


こちらが今回購入した下駄。
底にゴムが貼ってあって音が響かず、
お洋服にも気楽に合わせられそう。
さっそく活躍しそうです。


下駄2014





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「華 いのち 中川幸夫」

ドキュメンタリー映画「華 いのち 中川幸夫」を観ました。


”これがいけばななのか?!”とキャッチコピーにありますが、
まさに、いけばなというもののイメージを覆された作品
「花坊主」の写真を観た時の衝撃は忘れられません。


「花坊主」


最初、逆さまに立てられたガラス器のなかにあるものが何かは分からず、
ただ滴り染まった赤に、生命体の血を感じてぎょっとしたのです。
中に詰められたのは900本ものカーネーション。
下に敷かれた白い和紙に染みひろがった花液はまさに花の血。
ガラスのなかの、かたちを失いかけた花は肉のよう。
こんな発想、こんな表現を突き詰めた方がいたとは。

中川氏の作品や周辺の方々をモデルとした小説『幻華』(芝木好子著)を、
かなり昔に読んだ時も印象的でしたが、
今回、この映画によって氏の生涯を初めて知りました。
監督の谷光章さんは、中川氏の遠縁の方で、
氏の制作ノートなども織り込みながら、丁寧に描かれています。

身体的な障害を乗り越え、ただひたすらに花のいのちを極めようとする姿。
求道者のきびしさと、ぱっと笑った顔の大らかな魅力。
ただただ圧倒されました。すごい!


天空散華


2002年、新潟県の十日町で行われたというパフォーマンス、
「天空散華」の壮大なスケール。
上半身、手だけで舞う大野一雄さんともども、
もはや人智を超えた存在と感じられます。

なんとか上映最終日に駆けつけましたが、
この作品が観られて本当に良かった。
東京都写真美術館ホールは、
しばしば貴重な作品を上映してくれて嬉しいです。

次のクラシック音楽名作選も良さそうですね。


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昌平橋と神高橋からの眺め

久しぶりの昌平橋(しょうへいばし)。

改めてしげしげと眺めてみると、どっしりした橋柱には、
アールデコふうの文様もあって素敵。
改修された部分はあるものの、大正12年建造の風格を感じます。


昌平橋

車道となっている幅広の橋の両脇に、
歩行者用の橋(人道橋)も併設されていて、
欄干の青海波のもようが、四重にかさなり合っています。

総武本線と中央本線の交差の彼方に、
聖橋のうつくしいアーチが見通せるのも風情。

そういえば、朝ドラ「あまちゃん」東京篇では、
この橋の上でGMTがパフォーマンスしている場面もありましたね。


昌平橋2


一転して、こちらは高田馬場駅近くの
神高橋(かみたかばし)からの眺め。


神高橋から


地べたを走っていた西武線が上昇して、
山手線と並んでくるあたり、
橋桁部分などが接近しているせいか、
川幅はぐっと狭まって、ほかの場所の半分もないほど。
そのせいもあって、大雨の後は谷川のような急流に。
同じ神田川とは思えないような急変化です。
昔はこのあたりに堰が設けられていたとか。

神高橋が架け替えられてからすでに10年はたったかと思いますが、
それ以前の古い橋だった時分の姿は、
石井輝男監督の映画『ねじ式』(1998年)の中に見ることが出来ます。

作中、主演の浅野忠信さんがここに立っているのを観た時は、
地元民としてしみじみ感じ入ったものでした。
私にとって映像作品と、現実に巡り見る東京の姿は、
分かちがたく結びついている記憶なのです。



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こゝろノート

夏目漱石の「こゝろ」が東京朝日新聞に連載され始めたのは、
1914年4月20日。

それからちょうど百年たった今年の4月20日から、
朝日新聞で復刻連載が始まり、毎日楽しみに読んでいます。

すでに読んだことのある有名な作品ですが、
やはり毎日読み重ねてゆくのは味わい深く、
当時の世相解説なども添えられているのが嬉しいです。


こころノート


日々の切り抜きを張り付けるためのノートも作成されていて、
遅ればせながらようやく販売所に注文して届けてもらいました。

思ったより大きいA4サイズ。
1冊かと思ったら、全部張り付けるためには3冊必要だそうです。

見開きには”ノートの使い方は、みなさんの自由です”というお言葉。
切り抜きを貼るのもよし、書き写してもよし、感想を書いてもよし、
挿絵を描いてみるのもよし、自分だけの「こゝろ」を創作してもよし、とのこと。
なるほど、そういうのも面白いなあ、と心動かされ、
さて貼り付けようか、どうしようか、と少々悩み中。



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地蔵王廟(「ロング・グッドバイ」ロケ地)

横浜の「地蔵王廟」に行ってきました。

地元では「南京墓地」と呼ばれているという、
中国人墓地(中華義荘)にある建物。
(横浜市中区大芝台7)


中華義荘門


横浜市営バス山元町2丁目で降り、
鄙びた道を少し歩くと、いきなり異世界への入口。


中華義荘階段


門をくぐって階段を上がります。
階段わきにも陶製の緑の唐獅子。


緑狛犬


階段を上がり切ると、地蔵王廟の壁。


中華義荘ベンチ


廟壁


ここはNHK土曜ドラマ「ロング・グッドバイ」の、
最終話の撮影に使われた場所。


LG廟

LG扉


脚本も役者も演出も映像も素晴らしく、
わくわくして観ていた作品だったので、
ドラマ世界に入り込んだようで、どきどきします。


廟扉


日中は誰でもお参り出来るように、扉は開かれています。
「浄財」の箱にお賽銭を入れて、内側へ。


地蔵王廟


意表を突かれたのは、扉の内側は中庭で、屋根がないこと。
ドラマでは扉を開けると暗い館の中と見えて、
よもや青天井だとは思いませんでした。

中庭を中心に、建物を前後で並んで取り囲むこういうつくりは、
広東や台湾の廟建築によくみられる、
華南特有の形式だとか。


廟中庭


長衣の中国服を身にまとい、
後姿のまま顔を見せなかった原田保が立っていたのは、
綺麗な朱塗りの扉の奥の、地蔵王菩薩の前。


LG祭壇


内側からの中庭


ここ地蔵王廟のご本尊・地蔵王菩薩坐像。
明治25年(1892年)の廟創建と同時に造立されたものとか。
清朝官人風の帽子をかぶっておいでです。


地蔵王菩薩

廟の線香


地蔵王像を安置する厨子も、
その前に置かれた供物台も、
横浜市の有形文化財に指定されている見事な工芸品。


厨子


この手前下の台に跪いてお祈りするのですね。


祭壇前


透かし彫


中国語のお経だか歌のようなものがずっと流れていて、
ここは本当にまるごと中華空間。
しみじみと異国情緒に浸りました。


廟椅子



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佐倉の「にわのわ」

「佐倉の”にわのわ”に行かない?」と、
お友達からの急なお誘い。

にわのわって何ですか?初耳。
千葉ゆかりの作家さんによるアート&クラフトフェアだそうです。
庭園に輪のようにお店が並ぶということで、「庭の輪」の意味でしょうか。
今年で三回目を迎えるとか。

佐倉駅から無料のシャトルバスで、
会場のDIC川村記念美術館へ。
広い広い庭園。
豊かな自然をそのまま残した感じが良いですね。


にわのわ・アーチ


緑に映える可愛いフラッグ連。


にわのわ・旗


食べ物のテントもピタだのグリーンカレーだの、
エスニックなものが多くてお洒落。


にわのわ・テント


にわのわ・ガラス


真夏のような晴天の中で、
ガラスのクラフトは涼し気。


にわのわ・猫


この木工の馬は、
ビスケットを連ねたようなかたちで可愛らしいこと。


にわのわ・馬


芝生の上の生け花アートは、なんだかシュール。
この場所ならではのインパクトですね。
気持ちの良い催しでした。


にわのわ・花


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