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ふみ函

報土寺の練塀と彼岸花

乃木坂付近に用事があって、
それをすませたあと、赤坂方面に歩いていて、
ふと左手を見ると、奥の方に見覚えのある急坂と築地塀。

ちょっと昔、乃木坂と赤坂の間に
「ギャラリーかわむら」という器のお店があって、
しばしば通っていた頃、ここらを歩いたこともあったのです。
実際に足を延ばすのは久しぶり。


報土寺築地塀


「三分坂」
説明板によれば、
「急坂のため、通る車賃が銀三分(さんぷん・百円余)増したためという。
坂下の渡し賃一分に対していったとの説も。 平成六年三月 港区」


築地塀裏


お寺の境内から見た築地塀。
安永9年(1780)頃作られた歴史あるものとか。
築地塀とは、土を突固め、上に屋根をかけた土塀で、
塀のなかに瓦に横に並べて入れたものを、
特に「練塀」とも言うそうです。
風情がありますね。


報土寺彼岸花


境内には、ちょうど季節の彼岸花が。
きっちりと左右に分かれて、
まるで花立に入れて供えた花のようでした。


彼岸花俯瞰

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鈴木喜一さんの二つの展覧会

早稲田通りからちょっと入ったところにある
早稲田教会(スコットホール)は、
とても趣のある煉瓦作り(1922年献堂)。

しばらくご無沙汰しているうちに、
綺麗に改修されてギャラリーが出来ているのを、
初めて知りました。


早稲田スコットホール


建物左手、半地下になっている
スコットホールギャラリーへといざなう階段。


スコットホールギャラリーへの通路


「二人の旅人 鈴木喜一・鈴木悠 写真展 」
を観に来たのです。
神楽坂アユミギャラリー、鈴木喜一建築計画工房の喜一さんと、
その息子さんの悠さんの、それぞれの旅の写真。

悠さんは2006年、事故で突然あの世に旅立たれ、
喜一さんも昨年の夏、急に逝かれてしまったので、
これはお二人の遺作展と言えますが、
未だに実感が湧かず、
まだどこかを旅されているだけのような気がします。

2011年のスコットホール改修を手掛けられたのも喜一さん。
その手になるギャラリーは煉瓦壁の素敵な空間で、
写真の雰囲気ともぴったり。
作品には特にキャプションもなく、
親子の写真はどこか共通性があって、
ゆったりと和合しているような気がしました。


スコットホールギャラリー入口


その足で、神楽坂アユミギャラリーで同時開催中の
「空のかたち 風の色」へ。


アユミギャラリー


こちらは喜一さんの水彩スケッチ展。
絵に書き込まれたメモ書きの字もなつかしい。
喜一さんの奥様の鈴木惇子が会場にいらしたので、
久しぶりにお話出来ました。


ギャラリー窓


この建物も、本当に心落ち着く場所。
私の絵の個展でお借りした時も、毎日が幸せでした。
いつまでも大事にしたいところです。


二階への扉


二階からの階段をとんとん、と降りて、
喜一さんがぶらっとサンダル履きで出て来そうな気がします。


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調布多摩川~小島町あたり

調布多摩川あたり。
用事で訪れたついでに、ちょっと足を延ばしてお散歩。


角川大映撮影所の道向かいにある青果食料品店。
鄙びた雰囲気で良い感じ。
空の色も風の匂いにもまだ夏の名残り。


多摩川青果食料品店


調布南高校近く、道の真ん中を分かつように立つ樹。
車は左右を走りぬけてゆきます。

なんとなく、一度行ったことのある台湾の景色を連想。
ホウシャオシェン監督の『童年往時』の村でも、
樹木の存在感を強く感じたものでした。


道路中央の木


ちょっと住宅地に踏み込むと、
こんな青い窓の印象的な洋館があったり。


青窓洋館


なかなかの枝ぶりの松越しに
アパートが見えたり。


松とアパート


調布駅のほうに戻る道すがら目に留まったのは、
古びた工場のような建物。


空を映す窓2


空や建物を映した大きな窓は、
まるで映画のスクリーン。
静かな白昼夢のようでした。


空を映す窓


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「きょうの選択」の散策路

朝の小さな楽しみはNHK Eテレ番組「0655」

9月になっておはようソング新曲
「きょうの選択」が始まりました。

ピースの又吉直樹さんが、
朝ごはん(パンorご飯)、
洋服(普段着orちょっとおしゃれ着)、
散歩のお伴の本(太宰orカフカ)、
Y字路(右or左)というふうに、
どっちにしようか、と選びながら散策してゆきます。
日によって選択が異なり、いろんなパターンが楽しめます。


きょうの選択


のんびり見ていたら、
Y字路の選択で、「ん?」と思いました。
ここは見たことある、絶対ある。
とっても馴染みの場所。


選択:Y字路


疑いようもなくこの場所は、豊島区高田一丁目。
自分がしょっちゅう通る風景は、
ほんの一瞬映っても、すぐ分かるものですね。

ちなみにこの右の道をまっすぐ行くと、
私の行きつけ銭湯・豊川浴泉の前に出ます。


Y字路


太宰を読みながら歩いているこの道は、
Y字路の左の奥のほう。


選択:太宰


画面では、反対方向からこのY字の合流点に向かっています。
後ろに見える石垣の道向かい側は、
「都民住宅 高田壱番館」。


石垣の道


この駐車場の道向かい側を見ると、
これも見覚えの電柱と扉。


電柱


又吉さんが、道に落ちているお金を拾うのは、ここですね。
(9月4日木曜日放映ヴァージョン)


選択:電柱


古舘製本所

*2017年4月現在、すでに姿を消し、更地に。

最後に
「電車で行くか、バスで行くか」と、
思案しながら立ち止まっているのは、
都電荒川線・学習院下駅近くの踏切。

以前「Woman」のロケ地記事でも書きましたが、
このあたりは結構ロケが多いようです。


選択:都電

選択:踏切

踏切


ところで、途中に出て来る道沿いの美容室。


選択:美容室


いかにも昭和レトロな佇まいの「真佐美美容室」。
ここだけは豊島区雑司ヶ谷三丁目。
鬼子母神の参道となる欅並木の入口すぐ脇ですが、
改めて見に行ってみたら、
看板や日よけが外されていて、
ロケ撮影後、閉店なさったようです。
残念!



美容室


よく見れば、画面に見るバス通り(明治通り)沿いの植え込みには、
サツキの花もちらほら見えますから、
撮影は春のことだったのでしょう。
知らないうちに、いろんな変化が起こっているものですね。


(追記)
9月8日月曜日ヴァージョンには、
高田一丁目の中華店「珍萬」と、
雑司ヶ谷三丁目の「キアズマ珈琲店」が出てました。
いずれも小さくて古めかしくて良い感じのお店。

今更ながら、このあたりには
昔ながらの雰囲気が残っていて良いなあと再認識。
明日はどこかな?と毎日わくわく。

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