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ふみ函

外苑の銀杏並木

「幕末・明治を一望する」壁画展示を拝観するため、
明治神宮外苑の聖徳記念絵画館へ。

荘厳な建物内の重厚な世界に圧倒され、
外に出てほっと一息つくと、
絵画館前のユニコーン越しに、
銀杏並木の黄葉が。


絵画館から銀杏並木を望む


一部はもうかなり黄金色になっていますね。


外苑銀杏並木


それにしても、この銀杏並木の樹形は独特。
上は細くぴんとしていて、
モールか何かで作ったみたいなかたち。


外苑銀杏並木3


外苑の公式サイトによれば、
4年に1度、葉のない1~3月にかけて、
樹姿を円錐三角に整える作業を行っているとか。
何だか日本離れした景色ですね。


外苑銀杏並木4




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「色の博物誌」と秋の彩り

目黒美術館の「色の博物誌」へ。


「色の博物誌」展


”江戸の色材を視る・読む”の副題通り、
絵具の材料となる辰砂、弁柄、鉛丹、鬱金、緑青や、
さまざまな毛を使った筆、
描くためのとりどりの紙など、
画材好きにはたまらないものがいっぱい。

3メートル四方もの巨大な「国絵図」の色並びの楽しさ。
刷り直された名作浮世絵の色の鮮やかさ。
自然はすごい。人智もすごい。
繊細で奥深い色の世界に、
行きつ戻りつ堪能しました。


目黒川桜紅葉


美術館は目黒川沿い。
余韻に浸りつつ、田道(でんどう)橋を渡れば、
川沿いもいつのまにか綺麗な桜紅葉。


田道橋蔦2


欄干に絡まる蔦も
革細工のような紅色に。


田道橋蔦


景色も秋色に染まって来ましたね。


目黒区三田の蔦




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稲荷像いろいろ

御本家の豊川稲荷には、
ずいぶん昔に詣でたことがあるのですが、
東京別院に足を運んだのは初めて。


赤坂豊川稲荷鳥居


ご本殿の前のお稲荷さまは、
かなりお年を経た感じ。


本殿の稲荷狐


リアルな獣の威厳を感じさせます。


本殿の稲荷狐(左)


それに比べると、
奥の院に通じる鳥居前のお稲荷さまは、
ずいぶんしゅっとしてスタイリッシュだし、
近年作られたものらしく、色鮮やか。


奥の院参道稲荷狐(玉)


口に銜えた宝珠と巻物は定番なれど、
何だか古代エジプトの犬神さまのような
細身のシルエットですね。


奥の院参道稲荷狐(巻物)


こちらの「子だき狐」のお顔は素朴で穏やか。
お揃いの赤い涎掛けに
ちいさな子狐が埋もれそうなのが、
微笑ましいですね。


子だき狐




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赤坂寄席(豊川稲荷東京別院)

「赤坂寄席」に行って来ました。

「本日、ふたりで」との副題がついている、
俳優・相島一之さんと落語家・立川志らくさんとの、
一風変わったスタイルの落語会も四回目。
二回目から、毎回拝見しています。

今回はちらし束の中に、
キットカットのおまけ付き。


赤坂寄席ちらし


相島さんの落語は独自スタイル。
着物姿でもなく、正座もせず。
白いワイシャツ、黒ズボンのシンプルな服装で、
高めの椅子にひょっと寄りかかるように座り、
一人芝居のような語り。
つまり、他の登場人物の語りや行動は、
主役がそれをウケるリアクションとして表現し、
あくまで一人だけを演じる芝居。

それがなんと今回初めて上(かみ)下(しも)切って、
多くの登場人物を演じ分けたのに吃驚!
演目は創作落語『一人長屋』。
脚本家・鈴木聡さんの筆になる新作。
相島さんの奮闘ぶり、
笑いながらも手に汗握り、スリリング。
椅子ではなかったものの、
高座の前側にそのまま浅く腰を掛け、
白シャツ、黒ズボンのスタイルは今まで通り。

ちょっと別物の感覚ながら、面白かったのですが、
そのあと志らく師匠が登場して、
名作『子別れ』をたっぷりと演じられると、
手もなくぐっと引き込まれ、泣かされました。
揺るぎない安定感。

アフタートークのお二人の話で腑に落ちましたが、
やはり役者さんと噺家さんでは、
意識が全然違うんですね。
相島さんは人物になり切って、
客席の後ろにまでこの世界を行き渡らせようと頑張ってしまう。
場面転換のたびに「~ってんで」と律儀にはっきりきっちり畳む。
そこは引くんだ、と師匠。
お客さんがその都度冷めちゃうから。

出張らないでお客さんを自分の側に引き寄せる。
自分は扇子を置いたその向こう側じゃなく、
それよりこっち側だけで勝負してると。
人物になり切ったりしない。頭は冷めてる。
ただリズムが悪くならないように気を付ける。
なるほど。ベクトルが逆ですね。
興味深いお話でした。


稲荷会館の赤坂寄席


今回の会場となった稲荷会館は初めての場所。
師匠によれば、お寺や神社で落語をする機会は
結構あるそうですが、
たいてい高座の後ろは屛風を立てるので、
今回のように仏様がそのまま後ろに見えているのは、
珍しいことだとか。


稲荷会館温度計


昼の部だったので、
障子越しの陽射しも暖かく、
ほっこりなごんだ落語会でした。

襖近くの温度計、人の背丈より高い!
「大岡越前守忠相公二百三十年祭記念」の
奉納とありました。
元々ここは、大岡越前守忠相が
豊川稲荷から吒枳尼天(だきにてん)を勧請し、
屋敷稲荷として自邸で祀ったのを由来とするとか。
なるほど、そんなご縁なのですね。





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