皇室とボンボニエール |
2017-08-15 Tue 23:43
「皇室とボンボニエール」展を観に
宮内庁三の丸尚蔵館へ。 ![]() ボンボニエール( Bonbonnière)とは、 ボンボン(Bonbon、砂糖菓子)を入れる菓子器のこと。 明治以降の皇室では、饗宴の折の引き出物のひとつとして、 様々な意匠のものが作られました。 大礼、ご結婚、ご誕生などのお祝いに、 古典的なものからモダンなものまで、 それぞれ趣深い逸品が。 でも今回、はっと驚かされたのは、 陸軍士官学校予科御卒業御祝の背嚢形だとか、 陸軍砲兵少尉御任官御祝宴の砲弾形だとか、 軍に関係したものの異質感。 鎧兜などとは違って、 弾やヘルメットのかたちは生々しいもの。 改めて軍隊のあった時代と、 皇室との関わりを思いました。 スポンサーサイト
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佐倉の緑 |
2017-08-12 Sat 22:41
先月末の日曜美術館で紹介された、
「URUSHIふしぎ物語-人と漆の12000年史-」を観に、 千葉県佐倉の歴博へ。 ![]() 漆は樹液を採取するまでに10~20年かかり、 一本の樹からわずか200mlほどしか採れないとか。 実際の漆掻きの作業の様子が動画で流れ、 目が釘づけになってしまいました。 なんという手間のかかる作業! まるで何かの儀式のよう。 漆液を利用するだけでなく、 軽く水に強い木材は浮子(うき)に使われ、 実からは蝋が絞られ蝋燭が作られるなど、 本当に大事な樹だったのですね。 改めてウルシに感謝。 ![]() 植物の神秘に心打たれたこともあり、 観終わって外に出てみれば、 緑もことのほか目に沁みます。 この博物館は佐倉城の跡地である 城址公園内に建てられているので、 周りの景色は雄大。 ここは馬出し空堀。 ![]() 土塁だったあたりの木々も立派。 ![]() むき出しの根っこの存在感。 ![]() 屋外展示の大日如来像も、 緑に映えて涼し気。 これは大分県臼杵(うすき)市の 臼杵石仏(磨崖仏)のレプリカだとか。 ![]() 京成佐倉駅への道筋も、 様々な緑や古風な意匠が目に優しく、 風情のある景色でした。 ![]() |
児童公園の白象 |
2017-08-11 Fri 23:15
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| ふみ函 |
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