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ふみ函

在りし日の松籟(しょうらい)荘

小原古邨展が開催された茅ヶ崎市美術館は、
古邨作品などのコレクターだった実業家・原安三郎氏の、
かつての別荘地に位置するとのこと。
「松籟(しょうらい)荘」という名のその別荘は、
南欧風の瀟洒な建物だったとか。

古邨展に関連して、
原氏を紹介するコーナーも設けられていました。
かつての松籟荘の写真展示も。

ねじり棒のような玄関の柱がお洒落。


松籟荘玄関


エキゾチックな棕櫚の葉模様の壁紙。


松籟荘壁紙


籐椅子のある子供部屋。
壁紙も愛らしいこと。


松籟荘子供部屋


建物を再現した模型。
老朽化のため1984(昭和59)年解体されたとか。
残念。


松籟荘模型


美術館を出て左手に降りてゆくと、
昔の館の面影を残すものが
わずかに残されていました。


噴水跡と壁


模型にも表されている
玄関前の噴水池の跡と石段。
石段を下りた先に見える瓦付きの壁。


噴水跡と階段


しばし留まって、
かつての別荘に思いを馳せました。



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小原古邨展@茅ヶ崎市美術館

日曜美術館「生き物のいのちを描く~知られざる絵師 小原古邨~」
で紹介された小原古邨(おはらこそん)の作品。

今まで知らなかった絵師の作品の美しさに心奪われ、
これは実物をみなくては、と翌日茅ヶ崎市美術館へ。

やはり日美の熱心な視聴者は多いらしく、
入口前には長い行列が出来ていました。


小原古邨展ポスター


それにしても繊細な花鳥画。
これが木版画とは思えないほどの細やかさ。
たおやかで奥深い色彩。
明治後期の作品とのことですが、
たった今生み出されたような瑞々しさです。


芥子に金糸雀


なかでも白眉は番組でも詳細に紹介された
「芥子に金糸雀」と
「蓮に雀」でしょう。

展示は前期・後期で全作品入れ替えとなり、
前者は前期のみ、後者は後期のみの展示なので、
二回足を運ぶことになりました。


蓮に雀


今回の展示は故・原三郎氏のコレクション。
北斎や広重のコレクターとして有名な方。
主に海外に輸出されていたため、
国内では知られていなかった古邨作品をも
これほど集めておられたのですね。

埋もれていたこれら作品群が偶然発見されたことで、
拝見できたことはありがたいなぁ。
感謝感謝。

この「雨中の公孫樹に鳩」も
上品な色彩ですが、
何だかロマンティックな感じですね。


雨中の公孫樹に鳩


展覧会副題の「花と鳥のエデン」という言葉通り、
花咲き鳥舞う楽園にうっとりと酔いしれました。

後期展示は11月4日まで。



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