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ふみ函

麻布めぐり(五)日向坂~綱坂

二の橋を渡って結構急勾配の日向坂をのぼると、
がらっと変わる眺め。
右手には外務省の三田共用会議所、駐日オーストラリア大使館など、
広い敷地の立派な建物が続きます。

坂の名は、このあたりに徳山藩毛利日向守の
拝領屋敷があったことによるそうですが、
他にも様々な大名の屋敷が建ち並んでいたところ。


日向坂


極めつけはこの綱町三井倶楽部
設計はジョサイア・コンドル。
三井家の迎賓館として、大正2年に竣工。


三井倶楽部


昭和4年(1929年)に改修工事されたそうですが、
原型は崩されておらず、今も会員制の倶楽部として利用されています。
ここだけまるでヨーロッパのようですね。


三井倶楽部正門


道の反対側(北側)はお寺が多く、対照的な眺め。
これは道に沿った駐車場から見下ろした龍源寺。


龍源寺


かと思えば、こちら側にも立派な西洋建築。
これはかんぽ生命保険の東京サービスセンター本館。
旧逓信省簡易保険局として、昭和4年に建てられたもの。
昭和ひとケタの建物は、どうしてこんなに趣があるのでしょうか。
私が惹きつけられるのは、きまってこの年代あたりのものです。


旧逓信省簡易保険局庁舎


綱町三井倶楽部の角を曲がると、
平安時代の武士・渡辺綱ゆかりの「綱坂(つなざか)」。


綱坂由来


この坂も途中からぐっと急に下ります。
下ってゆくと慶應義塾大学や中等部、女子高等科。


綱坂


このあたりは加賀乙彦氏の自伝的小説『永遠の都』の舞台のひとつ。
坂を下りきった先に氏の母方のお祖父さまの経営する病院があったのです。
ここでも書いていますが、夢中になって読んでいた13年ほど前、
幾度か歩いたことを思い出します。


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