ふみ函

金色の秋

川端龍子は大好きな日本画家。
なかでも心奪われる作品は、
東京国立近代美術館所蔵の『草炎』。

開催中の所蔵作品展(MOMATコレクション)
観られるというので、久々に対面しに行きました。


草炎2


お久しゅうございます。
相変わらずお美しい。

最初に出会ったのは2004年の
「琳派 RIMPA」展

琳派は昔から大好きで、
酒井抱一、鈴木其一も愛していますが、
その系譜を感じさせつつ、
洋画的な厚みも感じさせる、
唯一無比の新しさ。
90年近く前の作品とは思えません。

太々と立つ竹似草や鬼薊、
翻る葛の葉、
藪枯らしの蔓や実、
山芋のハート型の葉、
揺れる蚊帳吊草の葉…
細部がリアルであるほど、
際立つ幽玄さ。


草炎4


この作品は好評だったため、
翌年、ほぼ同じような趣向の
『草の実』という屏風絵も作成され、
つい先ごろの山種美術館「川端龍子」展には、
そちらが展示されていましたが、
やはり、より心惹かれるのは、
最初に制作された『草炎』の方。

次に逢えるのはいつになるかな。


草炎3


金色の秋の色彩が目に焼き付いて、
ついでに立ち寄った国立近代美術館工芸館の所蔵作品展でも、
この箱が一番印象に残りました。
鳥毛清『沈金飾箱 緑風』。


野葡萄のような葉っぱに停まる
おはぐろとんぼ。
浮き上がるシルエットの美しさ。


沈金飾箱緑風


観終わって外に出れば、
空はすっかり秋の雲でした。


秋雲
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